地域医療の意識改革を」*夕張市立診療所の村上医師が単行本*患者にも熱く訴え 是非ご覧ください!!

 
”村上スキーム
-地域医療再生の方程式”
が出版されました。
是非、御覧下さい!!


”地域医療の意識改革を”*夕張市立診療所の村上医師が単行本* 患者にも熱く訴え 
2008.05.27 北海道新聞     

 【夕張】夕張市立診療所(夕張医療センター)を経営する医療財団法人夕張希望の杜(もり)の理事長で医師の村上智彦さん(47)が、初の単行本「村上スキーム-地域医療再生の方程式」をエイチエス(札幌)から出版した。道内地域医療の問題を熱く語っている。 

 NPO法人・教育キャリアプロデュース(札幌)の三井貴之代表が、医療現場の体験学習企画が縁で出版を発案、インタビュアーを務めた。 

 本の中で村上医師は、「地域の安全保障のために医者をやっている」と、地域を担う医療機関の責務を強調。一方、健康を自ら守る意識に乏しい患者が医師を疲弊させるとし、「地域医療を支えるのは住民意識」と指摘した。 

 さらに、夕張問題では、財政破たんで医療が崩壊寸前となっている状況を「将来の日本の縮図」とし、「今こそチャンス」と行政や住民の意識改革を訴えている。 

 B6判二百八十ページ、千五百七十五円。問い合わせはエイチエス(電)011・792・7130へ。 

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以下最新医療情報CBニュース 

「崩壊の原因は、教育も医療も同じ」―。札幌市の教員らでつくる特定非営利活動法人(NPO法人)「教育キャリアプロデュース」の代表を務める元高校教師の三井貴之さんは、「学校現場で生徒は“おれ様”、医療現場では“患者様”で、教師も医師も権威が失墜している。モンスターペアレントもモンスターペイシェントも同じ構造」と嘆く。三井さんは「医療も教育も個人と個人の対立構造になっており、『公共』を媒介にした結び付きが失われている。地域医療の再生には住民の意識改革が必要だ」と訴えている。 

 三井さんは、北海道の医療法人財団「夕張希望の杜」の理事長を務める村上智彦さんが今月出版した単行本「村上スキーム-地域医療再生の方程式」をプロデュースした。 
 30年間の教員生活を通じて、「教育の中にいるだけでは教育界は変わらない」と考えた三井さんは昨年4月にNPO法人を立ち上げ、子どもたちを対象にした病院での職業体験を企画。地域医療の再生に取り組んでいる村上さんに相談したところ、医療と教育が抱える問題をめぐって意気投合、その対談の内容をまとめた。 

 2人が強調するのは、欲望(WANTS)と社会的必要性(NEEDS)が住民意識の中で分離していないこと。医療も教育も共に「公共サービス」として提供されるものでありながら、「公共」が失われて「個人対個人」の関係になっていることを問題視している。 

 三井さんは「モンスターペアレントもモンスターペイシェントも同じ構造で、個人と個人の間に入る公的な存在が意識されず、一人ひとりが個人的な欲望を追求する時代になった。しかし、医師と患者を媒介する『公』とは何かが難しい。欧州では神を媒介にするのかもしれないが、日本では何を『公』とすべきか。これが今後の日本の課題だろう」と話している。