北海道町立厚岸病院 公立病院特例債の元本返済への, 一般会計からの繰り出しが計画的赤字補填では不適切・・・


『北海道町立厚岸病院 公立病院特例債の元本返済への, 一般会計からの繰り出しが計画的赤字補填では不適切・・・議会委員から「一般会計からの繰入金の上限を考えておく必要がある」との意見は当然である』 


町立厚岸病院*「不良債務を本年度解消」*町議会委で事務長説明*病院特例債活用で 
2008.04.25 北海道新聞      

 【厚岸】町立厚岸病院の斉藤健一事務長は二十四日の町議会総務常任委で、二〇一二年度までの町病院事業会計の収支見通しを示した。〇八年度以降も毎年度、単年度黒字(純利益)を見込み、不良債務(資金不足)は一一年度に解消する見通しだが、斉藤事務長は「病院としては公立病院特例債を活用し、不良債務を〇八年度で一気に解消したい」との考えを示した。(中川大介) 

 同特例債は公立病院の不良債務の解消へ、国が一定要件を満たす自治体に〇八年度限りで発行と債務の借り換えを認める長期の起債(借金)で、利息分は国からの交付税で賄われるため有利だ。 

 斉藤事務長によると同病院は〇六年度以降の経営改革で収支が好転し、〇七年度は患者数が伸びて今年三月時点で見込んだ黒字額の二倍の六千万円の単年度黒字となる見込みだ。〇八年度以降の見通しは表の通り。 

 〇八年度に同特例債を二億九千万円発行して不良債務を解消した場合、〇九年度以降は毎年度、一億五千-一億八千万円の資金超過となり、資金に余裕が出る格好だ。 

 ただ同特例債で借り入れた二億九千万円は七年以内に一般会計で償還(返済)しなくてはならず、同特例債を使わない場合よりも一般会計の負担は毎年度五千万円前後、重くなる。 

 委員からは「一般会計からの繰入金の上限を考えておく必要がある」との意見が出て、斉藤事務長は〇八年度中に策定する「公立病院改革プラン」でこれを明示する考えを明らかにした。 

 また、「医師を長期で定着させてほしい」との意見には「さまざまな医療機関で経験を積むために一般の医師は一-三年間隔で交代せざるを得ないが、院長ら幹部は当面固定し、どの医師も同じ考えで地域医療に当たるシステムを構築する方針だ」と説明した。 

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<表>厚岸町病院事業会計の財政収支見直し(省略)