安房医師会病院 補助金の返還免除を



『安房医師会病院 補助金の返還免除を』 

2008年01月17日 房日新聞 


医師会長ら 経営移譲に伴い知事に要請 
経営難に陥った安房医師会病院の再建に向けて、経営移譲先を亀田グループの社会福祉法人「太陽会」(理事長・亀田信介亀田総合病院院長)として交渉に入った安房医師会(宮川準会長)は15日、新病院建設時に県から交付された補助金返還の免除を堂本暁子知事に要望した。すでに条件付きで免除を決めた地元市町で構成する安房郡市広域市町村圏事務組合理事長の金丸謙一館山市長と秋山光章県議も同行。地域医療体制の確保のため、同組合同様に返還の免除と国への働きかけもあわせて要請した。 

安房医師会では、平成10年の同新病院建設時に同組合から10億円、さらに県から公的医療機関整備事業などで9億3000万円、共同利用施設整備事業などで国庫補助金も3億1000万円交付されている。交付にあたっては、当然それなりの要件を満たしたもので、今回の経営主体の変更で、そのあたりが微妙な状況となっていた。 

このため、最大の補助団体で地元でもある同組合で検討。「24時間365日」の救急医療維持や経営の無償譲渡――など地域医療への貢献を条件に補助金返還は求めないことを議会も了承。そのうえで、同医師会では経営移譲先を公募し、先の選定委員会で太陽会が優先交渉権を獲得して交渉に入った。 

そこで、円滑な移譲にあたっては同組合同様に県、国からの補助金返還免除が必須として、堂本知事へ直談判した。金丸理事長はこの中で、「安房地域の救急医療、住民検診、災害拠点病院などの地域医療確保が重要であることから、県においても理解願いたい」と宮川会長や秋山県議とともに、知事に対して補助金免除を要望した。