青森県・五所川原市、つがる市、鯵ケ沢町、深浦町、鶴田町、中泊町で構成するつがる西北五広域連合西北五地域の自治体病院機能再編成を考える・・・


『青森県  五所川原市、つがる市、鯵ケ沢町、深浦町、鶴田町、中泊町で構成するつがる西北五広域連合西北五地域の自治体病院機能再編成を考える・・・ 

当初の計画概算建設費約百九十九億円、四百九十二床(1床4000万)の建設費と病床数を見直す事になったことは 当然とはいえ評価できる 

新たに圏域の五自治体病院長らで組織する「病院長会議」が設置されることになった。病院長会議は四月から六月にかけ、中核病院の規模縮小や各既存病院の機能分担を検討することになるという・・ 

更に一歩進めてガイドラインに沿って まず 広域連合から 独立行政法人化して 意思決定の確実さと ガバナンスの強化こそ 絵に描いた餅にしない最善の策である。2市4町の地域エゴ排除し住民の命を守れる医師に完全な決定権が 付与されるなら地域医療は守れる』 


東奥日報2008年2月29日(金)   

公立病院改革待ったなし/西北五の地域医療 

 五所川原市、つがる市、鯵ケ沢町、深浦町、鶴田町、中泊町で構成するつがる西北五広域連合(連合長・平山誠敏五所川原市長)は正副連合長会議で、西北五地域の自治体病院機能再編成について、今年九月末をめどに新しい計画を決定することを決めた。これにより、事実上ストップしていた再編成は、計画実現に向けて再スタートを切ることになる。 

 圏域の自治体病院機能再編成計画は、当初から“産みの苦しみ”の連続だった。 

 再編成の柱となる中核病院は西北中央病院に代わる基幹病院で、当初の計画では概算建設費約百九十九億円、四百九十二の病床数を予定していた。しかし、各自治体が財政難のため、費用の調達が不透明になり、二〇〇七年三月には中核病院の基本設計者の選定作業も白紙に戻っていた。 

 また、残る公立金木、鯵ケ沢中央、鶴田中央、つがる市成人病センターについて、どの病院を後方支援病院にし、どこを無床診療所化するか決まっておらず、計画は宙に浮いていた。 

 その結果、広域連合は国が示した公立病院改革ガイドラインに沿って、再編成計画全体を練り直すことになったわけだが、中核病院の整備計画は当初より大幅に遅れている。国は〇八年度中に公立病院改革プランを策定するよう求めており、西北五地域も改革は待ったなしの状況になっている。 

 広域連合は再編成計画の見直しに伴い、〇八年度の作業スケジュールを決めた。この中で、医療機能の在り方を再検討するため、新たに圏域の五自治体病院長らで組織する「病院長会議」が設置されることになった。病院長会議は四月から六月にかけ、中核病院の規模縮小や各既存病院の機能分担を検討することになるという。 

 その後、再編後の収支計画を検討し、七月末をめどに正副連合長会議で再編案や再編後の運営費などの負担割合を承認した上で、九月末をめどに再編成計画を決める方針だ。 

 再編成計画に当たっては、病院長会議の役割が重要になってくる。実効性のある計画を練るためにも会議には一線の医師も参画させて、医療現場の声を反映してほしい。 

 計画決定を受け、各病院設置者は十二月をめどに病院改革プランを策定することになるが、一方で課題も少なくない。 

 最も大きい課題は医師確保対策だ。圏域内の鯵ケ沢中央病院は内科医減少で診療体制の縮小が懸念されている。機能再編成を進める上で、いかにして医師を引っ張ってくるか。給与水準をアップさせるなど医師の待遇改善に投資することも考えなくてはならない。 

 医師不足、患者の減少などで県内の自治体病院は不良債務を抱え、厳しい経営を強いられている。これは西北五も同様だ。 

 自治体病院を再編成した結果、赤字に苦しむのでは元も子もない。各病院の現状を検証し、必要があればコストを大胆に削減するなど合理的・機能的な再編成が必要だ。同時に、病院を利用する住民自身も地域医療の問題点を主体的に考えることが求められている。