『共同通信が 全国に配信した 公立病院建設費情報の全文です』


『共同通信が 全国に配信した 公立病院建設費情報の全文です』 

公立病院建設費は民間の倍 1床当たり3千3百万円 
2008.05.09 共同通信   
  
公立病院の一病床当たりの平均建設費は約三千三百万円と、民間病院の二倍に上ることが九日、公立病院の建設コンサルタントを請け負う「自治体病院共済会」(東京)の調査で分かった。 
  
病院建設に詳しい設計士などによると、公立病院は入札が不調にならないよう予定価格を高めに設定するなどして建設単価が割高で、民間なら共用する設備や部屋も診療科別に設けるなど無駄も多い。 

ここ十年ほどは「吹き抜けのホールなど、過剰な豪華設計も目立つ」という。 
  

共済会の調査では、一九九七年以降に建設された約百の公立病院ごとに、建設費を病床数で割って平均額を算出。 
一方、同時期に建てられ、建設費が公表されている約二十の民間病院の平均額は約千六百万円だった。 
  

総務省の二〇〇七年の調査では、病棟など固定資産の取得額を長期にわたり費用に計上する減価償却費の医業収入に対する割合も、民間病院は4・6%だが公立は8・1%と高い。 
  
〇五年に開設された高知医療センター(高知市、六百三十二床)のケースでは、建設費約二百三十三億円に対し毎年の減価償却費は約二十億円。〇六年度の収支は約二十二億円の赤字だった。 
  

総務省は昨年策定した公立病院改革ガイドラインで、建設費を「民間病院並みの水準」とするよう指示。 

自治体が病院建設などに充てるため発行する病院事業債にも本年度、対象施設の建設費に上限を設ける方針だ。 
  
国立病院機構では独立行政法人化後の〇五年に、建設費を「一床当たり千五百万-二千万円」とする指針を定めている。