大合併の戦後処理 京丹後市 新市長・議員に茨の道・・・赤字経営が続く弥栄と久美浜の二市立病院にも注目が集まる・・しかしガイドラインに沿って改革プランを策定し実行すれば医師不足も解消し財政も健全化できる!聖域に挑戦して明確な方針を打ち出す議員と市長を市民は選択するであろう



『大合併の戦後処理 京丹後市 新市長・議員に茨の道・・・赤字経営が続く弥栄と久美浜の二市立病院にも注目が集まる・・しかしガイドラインに沿って改革プランを策定し実行すれば医師不足も解消し財政も健全化できる!聖域に挑戦して明確な方針を打ち出す議員と市長を市民は選択するであろう』 


京丹後市政の課題 市長・市議選を前に(2)行財政改革 苦しい台所 責任大きいが… 
2008.04.17京都新聞   
  

深刻な財政難を背景に、行財政のスリム化を進める京丹後市。合併で膨れた職員の削減はその一環で、二〇〇四年の合併時の九百六十二人(医療職を除く)から、退職者不補充などで今年四月に八百二十人になった。 

 職員の専門化や経費削減をにらんで組織再編も進め、各部課は、旧六町にそれぞれある六庁舎のうち、本庁の峰山町をはじめ、大宮町や網野町に集中。一方、各庁舎に置かれ、窓口業務や地域事業などを扱う各市民局の職員数は合併時の三、四十人から現在はほぼ半減した。 

 スリム化の影周辺に 

 本庁機能強化の流れは「周辺地域」に影を落としかねない。丹後庁舎には市民局以外は海業水産課のみで、三月末で市社協本所が移転するなど空き部屋も目立つ。近くの自営業の男性は「合併前から覚悟していたが、年々にぎわいが失われる。中心部との格差は広がるばかり」と話す。 

 住民との接点である市民局の在り方が問われる中、市の台所事情は厳しい状況が続く。〇八年度末の市債残高見込みは、一般会計では四百十二億円と市発足以来五年連続で減るが、特別、企業会計を含めた全会計では八百十億円。市民一人当たりの「借金」は合併前より四万円増えて百二十八万円になる見通し。 

 国の「三位一体の改革」で地方交付税が減り、市税収入が伸び悩む現状に、有利な起債の合併特例債についても「発行を抑制して事業の厳選が必要」(市財政課)とする。 

 〇八年度決算から公営企業など連結ベースで財政状況を判断する自治体財政健全化法ができ、総務省の公立病院改革ガイドラインが示されたことで、赤字経営が続く弥栄と久美浜の二市立病院にも注目が集まる。 

 医療サービスぎりぎり 

 〇七年度決算の収支見込みでは、両病院の累積赤字は約四十五億七千万円。低い病床利用率や高い職員給与比率など課題が多く、本年度中に各数値目標を盛り込んだ改革プランの策定が必要になる。 

 医師不足も切実で、医療サービスや経営に影響している。弥栄病院の常勤医は合併前の十六人から現在十人。同病院は市内唯一の分娩(ぶんべん)施設だが、産婦人科と一体とされる小児科の常勤医が四月から不在になり、小児科外来を制限。異常がみられる新生児への対応などについて「民間医や非常勤医を含めた態勢づくりを進めている。常勤医の確保にも引き続き取り組む」(市医療改革推進政策監)としている。 

 厳しい財政状況下で、行政はどう改革や再編を進めるのか。期待と責任は大きい。