兵庫県井戸敏三知事は「相互連携により、県立病院の医療水準を高め、全国から研修医が集まる病院にしたい・・・公立病院の重要な役割が研修機能の充実にあることを表明。


『兵庫県井戸敏三知事は「相互連携により、県立病院の医療水準を高め、全国から研修医が集まる病院にしたい・・・公立病院の重要な役割が研修機能の充実にあることを表明。』 


兵庫県と神戸大:医師不足解消へ連携 県立病院と医学部間で相互に人材を派遣  
2008.03.27 毎日新聞  
  
県と神戸大は26日、地域医療での医師不足の解消を目指し連携協力の協定を結んだ。
4月から県立病院と神戸大医学部で相互に医師、教授、准教授を派遣する。 
県立病院の医師が大学の教壇に立ったり、大学の医師が公立病院で治療にあたるなど、全国でも例のない協定という。 

 厚生労働省によると、県の人口10万人当たりの医師の数は94年から全国平均を下回り、06年末では213・8人と全国平均の217・5人を下回っている。 
また、04年4月に始まった臨床研修制度の影響で大学で受け入れる研修医の数が減り、地方での医師不足の一因とされている。 

 今回の協定に基づき08年度について、県側は、県立がんセンター(明石市)から神戸大医学部の呼吸器外科学分野などへ部長クラスの医師を派遣し、非常勤の教授、准教授として講義、実習の指導をする。 
医学部付属病院(神戸市中央区)では診療もする。一方、神戸大側は、医学部の教授、准教授を県立がんセンターの乳腺科や呼吸器外科へ派遣し、診療や手術をする予定という。 

 また、県立病院と神戸大が研修医向けの研修システムを構築。県立病院に派遣した教授や准教授が研修医を指導できるメリットを生かして、全国から県内に研修医を呼び込み、医師不足の解消を図りたいとしている。 

 井戸敏三知事は「相互連携により、県立病院の医療水準を高め、全国から研修医が集まる病院にしたい」と述べ、神戸大の野上智行学長も「医師不足など医療に関する問題を克服するには、県との連携は不可欠である」と新しい試みに期待を込めた。【岩嶋悟】 


 (ガイドラインより抜粋) 

公立病院に期待される主な機能を具体的に例示すれば、 

①山間へき地・離島など民間医療機関の立地が困難な過疎地等における一般医療の提供、 

②救急・小児・周産期・災害・精神などの不採算・特殊部門に関わる医療の提供、 

③県立がんセンター、県立循環器病センター等地域の民間医療機関では限界のある高度・先進医療の提供、 

④研修の実施等を含む広域的な医師派遣の拠点としての機能などが挙げられる。