再選された愛知県医師会長妹尾淑郎氏の愛知県公立病院の機能分化を図る有識者会議への取り組みに期待します。


『再選された愛知県医師会長,妹尾淑郎氏の愛知県公立病院の機能分化を図る有識者会議への取り組みに期待します。  3年前の愛知県新城市民病院の改革委員会に愛知県医師会長としてご出席され意見表明していただきました。 
公立病院の豪華建築に対して苦言を呈されたされた事を記憶しております。 ガイドラインでは妹尾淑郎氏のご意見を反映させていただきました』 


まず救急医療の充実 再建へ取り組み 妹尾・愛知県医師会長が抱負=中部 
2008.03.18 読売新聞   
 ◆行政と連携、再建へ取り組み 

 医師不足や医療事故など、医療の崩壊も指摘される中、先月の選挙で愛知県医師会長に再選された妹尾淑郎氏(72)=写真=に、医師会としてどのように取り組むのか、抱負などを聞いた。(片岡太・中部支社編集委員) 

 --基幹病院などでの診療科の閉鎖など、地域住民は今の医療に不安を感じています。地域医療は大丈夫ですか。 

 愛知県内でも最近、病院の診療科の閉鎖が相次いでいます。この流れは、特に産科や内科、救急医療で顕著です。また2次、3次病院の夜間救急外来は、夜間外来診療と誤解されている傾向が強く、救急医は過労になって、国民にとって最も必要な緊急な救命が危機的な状態になっています。 

 県医師会では、こうした問題の解決を最重要課題とし、県内4大学の医学部、県行政と共に懸命に取り組んでいます。幸いなことに県に公立病院の機能分化を図る有識者会議が設置されることになったため、この会議でも、県内の地域医療の再建に努めたいと思っています。 

 --このような状況になった原因は。 

 20年以上にわたって行われた医療費抑制策が大きな原因です。特に、2006年の診療報酬マイナス改定が地域医療の崩壊に拍車をかけました。従来の医療政策形成過程は、医療自体の充実と財政面からの制約という、二つの要素を考慮して結論を出していました。 

 しかし、小泉政権以降は国民の生命・生活を支えるという医療保険本来の目的が後退し、財政事情を優先させた結果、今日の医療崩壊のような状態になったと考えています。 

 --今後、取り組む事業は。 

 医師会は現在、新医療計画に基づく医療機関の連携と、医療機能の集約・重点化に向けて取り組み、地域医療の充実に努めています。 

 また今年度は、メタボリック対策のほか、4月から実施される特定健康診査・特定保健指導、自殺対策基本法に基づくうつ病対策、がん対策基本法に基づく諸施策、インフルエンザ・肝炎等感染症対策など多くの課題に取り組むことになっています。 

 特に、救急医療体制の再構築は緊急の課題であり、早急に取り組む決意です。 

  
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病院経営の効率化を強調 総務省大臣官房審議官、改革の狙いを説明-静岡で公立病院セミナー 
2008.03.18静岡新聞   
  
県立大地域経営研究センターは十七日、セミナー「公立病院改革と目指すべき方向」を静岡市内で開いた。県内の自治体病院や公的病院の院長、事務長ら約六十人が参加し、総務省で公営企業を担当する栄畑潤大臣官房審議官の講演を聴いた。 

 栄畑審議官は昨年十二月に示した「公立病院改革ガイドライン」を基に自治体病院改革の狙いと具体的方策を説明した。多くの公立病院が医師不足や財政健全化法下で効率経営を求められている現状を指摘し、「地域の自治体病院が共倒れする心配もある。改革で病院の再編、ネットワーク化を進めていきたい」と述べた。再編に関して市町間の調整がつきにくい場合は「県が積極的な役割を果たしてほしい」と呼び掛けた。 

 改革の大きな柱の一つとして病院経営の効率化も強調し、高コスト体質から脱却するため、経営ノウハウを持った外部人材の登用や、経営形態そのものの見直しに踏み込む姿勢を求めた。 

 出席した病院長からは「医療費の総枠規制をまず見直してほしい」「地方は医師確保がままならない中で改革プランを策定することは難しい」などの意見が出た。