病院PFI 早期健全化基準に該当する自治体が続発する可能性がある


病院PFI 早期健全化基準に該当する自治体が続発する可能性がある 

 将来負担比率 

実質公債費比率の早期健全化基準に相当する、将来負担額の水準と平均的な地方債の償還年数を勘案し、市町村は350%、都道府県及び政令市は400%とする。 

・基準の設定に対する基本的な考え方 

将来負担比率のみが悪化し、他の指標が悪化していない状況においては、現に当該団体の財政運営に支障が生じているとは必ずしもいえないという理由から将来負担比率については、再生判断基準に含めていない。 
  
将来負担比率の早期健全化基準の設定にあたっては、将来負担比率の算定要素の多くが実質公債費比率と共通することから、実質公債費比率の早期健全化基準に、相当する将来負担額の水準を将来負担比率の早期健全化基準とした。 
・ 
経過措置 

再生団体となることによって、公立病院の医師・看護師の離職の引き金となるおそれがあることから、連結実質赤字比率の再生基準を段階的に引下げる経過措置の要望を受けて財政運営に大きな制約を与える財政再生基準については、3年間の経過的な基準(10~5%引上げ)を設けられた。 


1・PFIやめた 報道記事 
08年秋以降に設計委託/鹿児島市立病院600床5万平米 
2008.02.07 建設通信新聞   
 鹿児島市は、新市立病の基本構想・基本計画案をまとめた。病床数は600床、延べ床面積は5万m2程度の規模を基本とする。パブリックコメントを経て、2007年度末までに基本計画を策定する。08年度は、庁内に検討組織を設置して設計の委託方法を決め、下期に設計を委託する。PFI事業はなじまないと判断している。 

 新病院は、上荒田町の日本たばこ産業(JT)跡地に移転する。基本構想・基本計画の策定は、策定委員会を設置するとともに、作成業務を病院システムが担当している。計画案によると、安全安心で、環境に配慮した病院とし、救命救急、成育医療、脳卒中の専門医療センターを備える。 

 病床数は600床、1床当たりの面積は80-85m2、敷地面積は4万5000m2を基本とする。延べ床面積は4万8000-5万1000m2を想定している。延べ5万1000m2を前提条件とした事業費は、用地費54億円、建設費や器械備品などの購入費252億円を含め、総額316億円を見込む。 

 整備スケジュールは、08-11年度に設計、12-14年度に工事、開院準備を進め、15年度の開院を想定している。 


2・進める報道記事 

県立中央病院PFI建て替え 3グループが入札希望 
2007.12.07愛媛新聞   
 県内自治体で初めてPFI(民間活力による社会資本整備)方式で行う松山市春日町の県立中央病院整備運営事業で、三つの企業グループが総合評価一般競争入札への参加意思を示していることが六日、分かった。県公営企業管理局県立病院課は「ひとまず競争環境が整って良かった」と話しており、2008年6月の入札執行に向け準備を進める。落札者の決定は同年八月下旬の予定。 

 同事業は病院の建て替えやその後の一部運営業務などを対象とし、期間は契約日か33年3月末までの約24年間、予定価格1912億円の大事業。 

 同局は十一月二十二-二十六日に入札参加要件確認書類を受け付け。書類を提出した三グループがいずれも一般病床五百床以上の病院や免震構造建物の受注実績があるなどの参加要件を満たすことを確認し、結果を六日付で郵送通知した。今後は個別の現場説明会や対話などを行う。 

 企業グループは、代表企業を中心にマネジメントサポート企業、設計・施工協力企業など数社で構成。落札後に特別目的会社を設立する。 

 入札では地元経済への貢献度として県内企業を下請けとすることも評価に加味。同局は、特別目的会社が個別業務を発注する際に県内事業者が参入しやすい環境をつくるため、希望事業者の登録を行っており、十月二十六日までの第一期には五十七社が登録している。 



3・進める報道記事 

2012年度に新病院開設の県立鶴岡病院、移転新築先は茅原地区の方針 交通の利便性が決め手 
2008.02.06 山形新聞   
 二〇一二年度の新病院開設を目指す県立鶴岡病院(鶴岡市高坂、灘岡寿英院長)の移転新築先について、県は五日までに、鶴岡市茅原地区にする方針を固めた。市街北東部に位置し、交通アクセスの良さが決め手になった。斎藤弘知事が近く、記者会見で新名称とともに公表する予定だ。 

 建設場所は、大型店が立ち並ぶ国道112号西側。国道112号との一部区間での環状化(鶴岡北改良)が進められている国道7号三川バイパスに近く、山形自動車道鶴岡インターチェンジへのアクセスもいい。 

 県は新病院の役割について、全県の精神医療ネットワークの中核センター、庄内・最上の精神科救急基幹病院と位置付けており、高速道や国道に近接し、患者の通いやすい用地を探した。当初は別の県有地を想定していたが、ほかの公共施設との位置関係、関係機関との連携などを考慮し変更した。 

 また、新築に伴い病院の名称を改める。隔離・収容型精神科病院から、敷居の低いメンタルヘルス型病院へのイメージ転換を図ろうと「こころ」「センター」といった言葉を名称に使うことで検討している。 

 県は本年度、改築基本計画の策定を進めている。去年十二月に示した中間報告によると、不採算部門である児童思春期の心の病、社会問題化するうつ病の治療など専門性の高い精神医療に特化し、病床数は現在の350床から220床程度に削減。救急(48)、子ども・ストレス(48程度)、社会復帰(50)、慢性期(50)、医療観察(15程度)を想定している。整備手法はコスト縮減のため、民間資金活用のPFIを検討する。 

 県は新年度から基本設計と実施設計に入り、10年度着工、12年度開設のスケジュールを描いている