鹿児島県立4病院の素晴らしい取り組みを絶賛します!  23箇所ある離島・僻地の診療所を抱える鹿児島県が2008年4月、4県立病院に「総合診療科」を設置して、離島・へき地の診療所に勤務している医師に専門研修を受ける機会を与え、その不在時には代わりの医師を同科から派遣する取り組みを始める。

鹿児島県立4病院の素晴らしい取り組みを絶賛します! 
 23箇所ある離島・僻地の診療所を抱える鹿児島県が2008年4月、4県立病院に「総合診療科」を設置して、離島・へき地の診療所に勤務している医師に専門研修を受ける機会を与え、その不在時には代わりの医師を同科から派遣する取り組みを始める。県立病院課は「離島・へき地医療の充実とともに、診療所の医師の負担軽減にもつながる・・・』 


写真=4県立病院に離島やへき地医療支援のため「総合診療科」が設置される(写真は奄美市の県立大島病院)


県、へき地医療支援 4県立病院に総合診療科 来月から=鹿児島 
2008.03.17読売新聞  
 ◆医師を診療所不在時に派遣 

 4月から県は、4県立病院に「総合診療科」を設置して、離島・へき地の診療所に勤務している医師に専門研修を受ける機会を与え、その不在時には代わりの医師を同科から派遣する取り組みを始める。県立病院課は「離島・へき地医療の充実とともに、診療所の医師の負担軽減にもつながる」と話している。 

 同課によると、総合診療科は内科や外科のように医療法で規定された診療科ではなく、県が独自に設置する院内組織。総合診療科の医師は、県内に23か所ある公設のへき地診療所の医師が学会出席などで不在となった時に、代わりに派遣されて診察に当たる。 

 県内には5か所の県立病院があるが、このうち姶良病院(姶良町)を除く4病院に総合診療科を設置。鹿屋医療センター(鹿屋市)1人、大島病院(奄美市)6人、薩南病院(南さつま市)1人、北薩病院(大口市)4人の計12人を総合診療科に配置する。 

 これまで県内のへき地診療所の医師が不在となった場合は、霧島市立医師会医療センターが一括して医師派遣を担ってきた。しかし、同センターは医師不足で派遣が難しくなっていたため、07年度から県がその役割を引き受け、新しい派遣の在り方を検討していた。 

 へき地などの診療所勤務を敬遠する理由として、医師から「専門的研修を受ける機会が少なくなる」ことの指摘が多かった。このため新たな研修システムは、まず23か所の公設診療所の医師のうち、4県立病院の管内にある10診療所の医師10人を総合診療科所属として、技術向上のために県立病院での研修に参加させたり、内視鏡検査や手術などに立ち会わせたりする機会を与える。診療所の医師が研修などを受けてる際は、診療所に県立病院の総合診療科から代診医を派遣する。 

 県立病院、診療所とも総合診療科所属となるのは、自治医科大(栃木県下野市)の卒業医師や、大学卒業後間もない初期臨床研修医が中心となる見込み。 

 同県立病院課は「離島やへき地の医療体制を充実させると同時に、医師にとっても地域医療を実践しながらキャリアアップを図れる機会になるはず」と話している。