銚子市は千葉県と外部コンサルタントの3者で銚子市立総合病院の方向性を導き出していく方針のようであるが ガイドラインに即して 公開の場で方針を決定すべきである。


『銚子市は千葉県と外部コンサルタントの3者で銚子市立総合病院の方向性を導き出していく方針のようであるが ガイドラインに即して 公開の場で方針を決定すべきである。 
以下・・・銚子市立総合病院をむしばむ癌(再生する為の時間との戦い)…2008/06/01 
  大衆日報の2008年05月31日第17242号に次の様な表題で、下記の様な記事が掲載されました。(銚子市市民サイドのHPより 抜粋)』 
  
公設公営の維持か、公設民営化への転換か?医師不足による経営悪化が続く銚子市立総合病院の今後の方向性について、岡野俊昭・銚子市長は5月30日(金)、記者会見を開き、「千葉県の全面的な協力体制のもと、公設公営を含めた市立総合病院の方向性を、6、7月の2か月間で決定する」と発表。市と県と外部コンサルタントの3者で早急に方向性を導き出していく方針を明らかにした。 
  
銚子市立総合病院は、「新医師臨床研修制度」をきっかけにした大学病院の医師不足の影響を受け、平成18年4月に35名いた常勤医が現在は17名。さらに6月に外科医1名が退職し常勤外科医が1名になることから、外科の新規入院と予定手術を休止。6月中旬から夜間休日の緊急入院や緊急手術も原則休止。7月以降は原則、急患を含むすべての外科入院を休止する。 
  


 銚子市立総合病院の置かれている状況はますます悪化の一途を辿り、既に進行癌と同じ状況です。 

1.  基本的に職員給与が高額であるため、採算割れを起こす可能性が高かったにもかかわらず、見過ごしてきた。…官民格差を考慮せずに、職員組合の言いなりに野放図に給与を引き上げてきた。 

2.  公設病院としての設立環境から、伝染病棟・精神科等の不採算部門を経営する事を隠れ蓑にして、銚子市からの繰出金を際限なく注ぎ込んだ。…昭和41年~平成19年の間に232億円、近年は9億円前後。…本来不採算部門への繰出金と、他の繰出金を切り離して検討する必要性があったのに何もしなかった。民間病院と比較した場合、放漫経営と言わざるを得ない。 

3.  国の医療制度改革の影響で、大学病院への医師の引き揚げが始まった。 

4.  状況把握が全くできない者がトップになり、ドンブリ勘定的に何とかなると高をくくっていた。…**病院の院長とは同級生で懇意だから、医師を廻してくれと言えばいくらでも廻してくれる。…教え子にも医師がたくさんいるので、一声かければすぐに駆けつけてくれる。 

5.  トップのまったくつまらないプライド(市長選挙当時の状態での公設公営…選挙公約遵守)の為に、生き残るための選択肢を極端に狭めてしまった。…数ヶ月前になってダウンサイジング(規模縮小)での公設公営を言うようになった。…公設民営はここ数日になってようやく言いだしたもので、民営化などはまったく視野に入れてこなかった。 

6.  平成18年度末の段階で、民営化などの模索をすべきであったにもかかわらず、それを無視した。 

7.  国・県の方針に沿った、実現困難な東総地域医療連携協議会の展開を見ていただけで、状況の把握ができていなかった。…中核病院の医療拡充・収入増に対して、サテライト病院の医療低下・収入減が明らかになり、関係病院の連携が困難であることが明確になっている。…銚子市立総合病院は国保旭中央病院のサテライトになる計画。 

8.  市立総合病院が示した実現性の乏しい、水道事業会計からの借入金7億円を投入する前提としての平成19年度予算における改善策(改善案)、平成19年10月30日に発表された平成20年~24年の間の「病院事業経営健全化計画」…どなたの主導で作成されたものなのか大いに疑問があり、不思議。 

9.  岡野現銚子市長が399万円の費用を支出(平成20年01月)して、平成20年03月24日に財団法人 日本経済研究所より発行された『銚子市立総合病院の今後の方向性に関する調査業務報告書』では、ダウンサイジング(規模縮小)での公設公営でも、『…6.5億円以上の資金不足に陥る懸念がある。』としている。 

10.  岡野現銚子市長が、堂本現千葉県知事の全面的な協力体制のもと、公設公営を含めた市立総合病院の方向性を模索している内に、銚子市立総合病院は脳死状態に陥ってしまいそうです。…仮に、一時的に県からの人的(医師の派遣)・財政的(資金の援助)な梃子入れを行えたとしても、恒久的なものである筈もなく、結論を先延ばしにしただけのことであるように思えます。さらに、千葉県立病院の医師不足も周知の事実であり、千葉県の財政困窮も周知のことで、堂本現千葉県知事の『安請け合い。』ということも充分考えられます。 
  
 似たもの同士のいい加減な話で右往左往(05月26日直前までは公設民営も視野に入れていた筈なのですが、今度は即座に「公設民営」とするような方向ではありません…)している間に、銚子市立総合病院は重篤・重体から死亡ということになる可能性が高くなってまいりました。もっとも方向性選択を失敗した際には、その責任を外部コンサルタントになすり付けるつもりでしようが。