『舞鶴市民病院,舞鶴地域医療あり方検討委員会の進め方に疑問・・』(長 隆)



『舞鶴市民病院  舞鶴地域医療あり方検討委員会の進め方に疑問・・』(長 隆) 


全国有数の一般内科研修を行なっていた病院であるが、その中心となった副病院長の退職を機に内科医が大量退職・市長の医師の感情に配慮しない行動や発言もあって、常勤の医師全員が退職、医師不在の病院に,1時期は2人の入院患者に91人の看護師や事務職が存在するという異常事態に追い込まれる・・ 

迷走する原因は正常化を進めるにあたって,病院の利害関係者の意見を 全て聞こうとしている点にある。経営者は自己の経営理念に基づいて,経営方針を示して委員会に諮問すべきである。 


最終的に,市民の意見を聞くことは,当然であるが利害を強くもつ医師会などの代表が委員会に参加する様では無理がある。 

企業経営を義務付けられている,自治体病院の経営は,TOPのリーダーシップとスピードである。 

さまざまな, 意見を聞くべきは先ず市議会であるし,なぜ秋まで,審議が必要か?富山県氷見市は2月弱で答申。 
翌月から直ちに, 議会の同意,市民への説明などを精力的に行なっている。答申が出た後, 住民説明会を開いて理解を求め,2008年3月末までに実行する。 

氷見市民病院改革委員会は5人が,地元以外,2人地元有識者, 院長の合計8名構成であった。 
 医師会関係者・公的病院関係者等ゼロ, 表決は利害関係者は入れなかった。 
 8人でも多い・・5人位の委員会が適当である。再生に成功した 大阪泉大津市民病院は6人 


(参考記事) 

市民病院存廃に両論, 舞鶴地域医療検討委が意見聴取会, 元患者や職員ら,18人が要望 
2007.07.09  京都新聞  
  

舞鶴市の医療課題を考える「舞鶴地域医療あり方検討委員会」(後藤章暢委員長)が八日、市民からの意見を聴く会を市商工観光センター(同市浜)で開いた。市立舞鶴市民病院の元入院患者や現役職員ら、さまざまな立場の十八人が率直に意見、要望を語った。 

 同委員会は市長の私的諮問機関で医療関係者ら十一人で構成。二回開催し、市内の公的四病院が統廃合や機能連携を進める方向性で一致しており秋に答申の予定。次回から具体策の検討に入るのを前に、意見発表者を公募。十八人が参加し、約百十人が傍聴した。 

 医師不足で診療科を大幅縮小した市民病院については再建と廃止の両論があり、存続を望む声も「以前のような総合病院に」「慢性期中心の病院が必要」などさまざまに分かれた。最後に後藤委員長が「すべて正しい貴重な意見だが、実際にどの形が良いのか持ち帰って検討したい」と締めくくった。 


第三回検討委は、十八日午後八時から市役所で公開で行う。(高元昭典) 

市民の意見を聴く会の主な発言 


 
市の財政状況から考え、市民病院は閉鎖すべき。リハビリや救急専門にしても財政負担は大きく、慎重な検討が必要。

 
医療費抑制を狙う国の構造改革が医師不足の原因の一端で、市民病院の再建は行政の責任。 

 
産科医が減り、周産期医療が混乱している。正常分娩や産後ケアを任せるなど、助産師の力をもっと活用すべき。

 
総合病院は雇用や個人消費で地域経済に好影響を与える。医療の街として、まちおこしにつなげる地域政策の観点も検討に採り入れてほしい。

 
病院間で機能分化すれば、患者は急性、慢性期と病院を転々とし、主治医が何度も変わることになってしまうのではないか。

 
舞鶴は宮津や福井県嶺南地方からの患者受け入れも多く、市の医療政策には広域的な視点が必要。 

 
市民病院の脳外科は都市部に負けないほど優秀だった。脳外科を含む急性期の総合病院として市民病院再建を求める。