氷見市民病院の休床フロアー 活用の 糖尿病センターが 2007年4月から

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『氷見市民病院の休床フロアー 活用の 糖尿病センターが 2007年4月からOPEN ! 
~4月5日氷見市病院改革委員会で加藤事業管理者(院長)に案内していただきました』(氷見市 病院経営改革委員会 委員長 長 隆) 


氷見市民病院、糖尿病センター来月開設 患者以外も利用可=富山 
2007.03.08  
読売新聞  
  氷見市幸町の氷見市民病院(加藤弘巳院長)に「糖尿病センター」(仮称)が、4月から設置されることになった。患者以外の市民らの利用も可能な「地域開放型」として、予防や健康教育までの総合的な展開を目指す。地域開放型の設置は、県内初としている。 
 糖尿病センターは、病院3階に設置される。専門外来の診察室2室のほか、食事療法や運動療法の指導、病気の相談などを行う専用部屋4室を設ける。 
 センター長は、蜂谷春雄副院長。糖尿病の専門医2人のほか、薬剤師、検査技師、栄養士、運動療法士、看護師を配置し、幅広く、患者をサポートする。 
 診察は予約制で、毎週木曜日の予定。 
 センターは週2日ほど市民らにも開放を予定しており、中で簡単な運動をしたり、ビデオや専門書などを利用できる。看護師による簡単な運動指導なども計画している。 
 同病院では「自分1人で続けることは大変で、だれかの手助けがいる。その手助け役になりたい。患者以外の人も、気軽に訪ねてみてください」としている。 


院長 加藤弘巳 の ご挨拶 
  
 氷見市民病院は昭和23年7月に開設され、昭和41年9月に現在地で新病院を建設いたしました。その後の増改築を経て、現在は18診療科、368床(一般 363床・結核5床)の地域の中核病院として、地域医療の確保と市民の生命と健康を守る拠点として急性期医療を担うとともに僻地診療にも努めてまいりました。
 当院では、患者さまの生きる尊厳と権利を尊重し、親切であたたかい患者さま中心の寄り添う医療を目指しています。十分な説明と情報提供に努めるとともに、質の高い医療を提供するため、高度医療機器の整備や、医療の安全に力を注ぐとともに、市内の診療所との間で電子外来システム(画像・検査情報など閲覧システム)を稼動させるなど地域連携推進の姿勢を明確にしております。また、救急医療を重視し、その機能の充実を図るため、富山医科薬科大学との間で小児遠隔救急システムを構築し、さらに病患連携システムを模索しております。 
 「未来医療を地方から」のコンセプトのもと地方だからこそできる、氷見だからこそできる医療を念頭に、市内唯一の公的病院として、職員一同共に手を携え地域のあらゆる力と連携しつつ「市民から信頼され、思いやりのある心のある病院」を目指し努力したいと存じます。 

  
参考 (東京女子医科大学 ホームページより引用) 


糖尿病センター長 
岩本安彦 

型糖尿病の治療 
―ADAとEASDのコンセンサスステートメントから 
ADA と EASD のコンセンサスステートメント 

 米国糖尿病学会 (ADA) は、毎年1月発行の Diabetes 増刊号で、糖尿病診療に関する方針を発表しています。今年の2型糖尿病の治療の項では、昨年夏、Diabetes と Diabetologia に同時掲載されました2型糖尿病の治療に関する ADA と欧州糖尿病学会 (EASD) のコンセンサスステートメントの内容も一部再掲されました。そこには肥満2型糖尿病の治療に関する欧米での方針が示されており、彼我の糖尿病治療の差を考える上で参考になると思います。 

ステップ1:生活習慣是正とメトホルミン 

 欧米の2型糖尿病患者の多くは肥満しておりアルゴリズムのチャートからαグルコシダーゼ阻害薬やグリニド薬が除かれ、単純化されています。単独療法の効果と、利点・欠点をまとめた表では、ステップ1(初期治療)とステップ2(追加治療)に分け、各治療法(薬)の HbA1C低下効果と特徴が簡潔にまとめられています。生活習慣是正治療では HbA1Cが1~2%低下すること、利点は低コストで多くの利益をもたらすこと、欠点としてはその効果は多くの場合1年で失われることとされています。その理由に、減量が困難なこと、一度減量しても再び体重が増加すること、疾患自体が進行性であり、コントロールの目標値に達し、維持するのは困難であることを挙げ、「従って診断と同時に、生活習慣是正とともに、メトホルミン投与を開始すべきである」と述べています。メトホルミンが第一選択薬とされる理由として、効果が十分に期待できること、体重増加や低血糖がみられないこと、低コストであることなどがあげられています。通常の投与量は1,700mg/日、最大量は3g/日とわが国の認可量に比べ著しく多い点に留意する必要があります。 

インスリンの早期導入を視野に 

 生活習慣是正とメトホルミン治療によって良好なコントロールが達成できない場合の次のステップとしては、インスリン導入、スルホニル尿素薬の追加、チアゾリジン薬の追加の3通りのフローが示されていますが、それらの明らかな選択基準は示されていません。その次のステップは作用機序の異なる経口薬をさらに追加するか、インスリン導入(または強化インスリン療法への移行)になります。 
 2型糖尿病に対する欧米での治療方針は、病態の違いを考えるとそのまま日本人2型糖尿病の治療方針として適切か否かは、十分検討する必要があります。 

( DIABETES NEWS No.98 より)