兵庫県 三木、小野市の病院統合 合意にかけているもの


兵庫県 三木、小野市の病院統合 合意にかけているもの 

1・2市の事務組合での 開設は認められない。独法非公務員型の 単一独立行政法人の経営形態に2病院を変更した後 独立行政法人の理事会によって開設計画が立てられるべきべきであること。 

2・ガイドラインに したがって 2008年度から2病院の役割分担を明確にし 医師確保を重点政策として 赤字補填のない 黒字予算を立てなければならない・3年内に数値目標達成が先決。 

3・収支均衡達成後 新築するにしても 400床規模が 必要なのか?平均在院日数10日以内を目指し 
300床以下でも十分ではないか?400床でも新築コストは 40億で可能である。 



市民病院統合に合意の三木、小野市 「地元での建設」主張 巨額の財政負担も課題 
2007.12.13神戸新聞   
市民病院統合に合意の三木、小野市   「地元での建設」主張 

巨額の財政負担も課題 
 三木市と小野市は、両市の市民病院を統合する方針で、このほど合意した。背景には、地方病院に派遣する医師不足対策として神戸大学医学部が今年五月、北播磨の五市一町(西脇、三木、小野、加西、加東市、多可町)に提案した公立病院の統合がある。この統合案は市町の意見が割れたため、同大は「より実現性が高い」として十一月下旬、三木、小野市に限定して再提案していた。しかし、最大の焦点である新病院の立地については両市が地元での建設を主張しており、統合に向けた協議は予断を許さない情勢だ。(北播総局・金井恒幸) 


 「今までいろんな案があったが、神戸大としては三木、小野市の両市立病院を統合し、地域の拠点病院をつくっていただきたい」 
 十一月二十一日、神戸大医学部は三木市の薮本吉秀市長、小野市の両,市長を招き、正式に提案した。事前に内部での協議を終えていた両市長は統合について基本的に了承。この席上、新病院の立地についての議論も行われ、三木市は「道の駅みき」(同市福井)に隣接する計十四万平方メートルの山林などを、小野市は「小野長寿の郷(さと)構想」用の用地約二百万平方メートルを、それぞれ候補地に挙げた。 

 結局、市長同士で月一回程度話し合い、来年一月中にも一定の方向性を出すことで合意した。 

 両市によると、新病院は二十以上の診療科目と四百五十前後のベッド数を予定。三木市内の候補地に建てた場合、建設費は百五十億円と試算。一方、小野市はまだ公表していない。運営費も含めた両市の負担割合は今後協議し、早ければ二〇一二年四月にもオープンの予定という。 

     ◇ 

 二〇〇四年度から始まった新医師臨床研修制度の導入後、設備の整った都市部の民間病院などで研修を希望する医師が増え、地方病院への人材供給を担っていた大学の医局に残る医師が減少。神戸大は今年五月、「従来通りの医師派遣は困難」として、北播磨五市一町に、公立病院を統合して中核病院を整備するよう提案した。 

 しかし、市立西脇病院は改築中で北部の拠点を目指す意向であるほか、公立社総合病院(加東市)は別の大学から医師派遣を受けていることなどもあり、意見の一本化を断念。神戸大は三木、小野市に限定した提案へと方針を変えた。 

 三木、小野市以外の各市町も「北播磨は広いので北の拠点は西脇病院、南の拠点は三木、小野の統合病院と分かれるのはやむを得ない」(山本廣一・加東市長)などとし、二市での統合方針を受け入れる構えだ。 

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 病院統合への課題は、やはり候補地問題だ。三木市は、国道175号へのアクセスの良さや上下水道などインフラ整備の充実などを挙げ、候補地の利便性を強調。小野市も「候補地は両市のほぼ中央に位置にあり、県の未利用地の活用にもなる。県にも協力を求めたい」としている。候補地に加え、巨額の財政負担も難問として残る。 

 さらに、市民にどう説明していくかも重要だ。両市の市民からは「医師不足の現状から考えると、やむを得ない」という一定の理解を示す声とともに、「できれば統合後も自分の市に建設してほしい」という本音ものぞく。両市民が納得できる病院を目指すため、統合に向けた今後の協議は、十分な情報開示が求められている。