近江八幡市立医療センター ・・・病院職員の現場の声として、同センターの須貝順子院長代行が「SPC(PFI契約先)は本当に必要か


『近江八幡市立医療センター ・・・病院職員の現場の声として、同センターの須貝順子院長代行が「SPC(PFI契約先)は本当に必要か考えさせられる。競争原理が働かず、ノウハウの発揮も実感しがたい」と疑問を投げかけた・・・魔法の呪文(じゅもん)がとけ始めており、長所、短所をきちんと分析することが必要・・・特別目的会社「PFI近江八幡」との契約について情報がほとんど公開されていないため、サービス内容が適切かどうかチェックができない、と問題点を指摘』 



PFI経営分析を 赤字の近江八幡市立医療センター 検討委が初会合 
2007.12.05京都新聞  
  
昨年十月に開院し、初年度から赤字決算となっている近江八幡市立総合医療センターの経営改善策を話し合う「市立総合医療センターのあり方検討委員会」の初会合が四日、同市土田町の同センターであった。 

 冨士谷英正市長の諮問機関。城西大の伊関友伸准教授や全国自治体病院協議会の小山田惠会長ら外部委員六人と正木仙治郎副市長ら内部委員二人の計八人で構成。委員長に総務省公立病院改革懇談会座長の長隆氏を選んだ。 

 伊関委員が、同センターの経営方式であるPFI(民間資金活用による社会資本整備)方式について「魔法の呪文(じゅもん)がとけ始めており、長所、短所をきちんと分析することが必要」とした。病院職員の現場の声として、同センターの須貝順子院長代行が「SPC(PFI契約先)は本当に必要か考えさせられる。競争原理が働かず、ノウハウの発揮も実感しがたい」と疑問を投げかけた。 

 委員らからはこのほか、医療の質が高く、収益面からも医師らが努力しているとする一方、赤字を出すのはPFI契約を結んだ市に問題があると指摘の声があがった。またPFI契約を含め市に徹底的な情報公開を求めた。次回は二十五日午後三時から開く。(浅井佳穂) 




PFI契約、情報公開を 近江八幡医療センター、検討委が初会合=滋賀 
2007.12.05読売新聞   
 民間の資金やノウハウを活用する「PFI方式」を導入し、昨年10月に開院した近江八幡市立総合医療センターの今後の経営のあり方などを検討する委員会の初会合が4日、同市土田町の同センターであった。委員からは、センターを管理・運営する特別目的会社との契約内容などについて、情報の公開を求める意見が相次いだ。 

 委員長に、総務省公立病院改革懇談会座長で公認会計士の長(おさ)隆氏を選んだ後、センター側が、旧市民病院時代は黒字経営だったが、2006年度は約3億円の赤字を計上し、今年度も昨年度を上回る赤字になる見通しを示した。 

 続いて、委員の伊関友伸・城西大経営学部准教授が、特別目的会社「PFI近江八幡」との契約について情報がほとんど公開されていないため、サービス内容が適切かどうかチェックができない、と問題点を指摘。「PFIの契約を見直すべき」「市は情報を公開してこれからPFIに取り組もうとしている全国の自治体にも知らせるべき」などの意見が委員から出た。 

 センター関係者として意見を求められた須貝順子院長代行が「民間の知恵、ノウハウが(生かされていると)実感しがたい。コストに見合った内容かどうか検証が必要」と訴えた。