安房医師会病院:財政難で会長が現状説明 館山市長「地域医療の確保最重要



安房医師会病院:財政難で会長が現状説明 館山市長「地域医療の確保最重要」 /千葉 

2007.11.17毎日新聞   
  
厳しい財政難に陥っている館山市の安房医師会病院(上村公平院長)を経営する同医師会の宮川準会長と原徹副会長が15日、館山市を訪れ、金丸謙一市長に病院の現状を説明した。 

 同病院は、県内唯一の医師会病院。00年6月、24時間体制の地域中核病院を目指し、旧東市民運動場跡地(同市山本)に新病院を建設。建設用地約1万3000平方メートルを、市が30年契約で無償貸与した。 

 建物は鉄筋コンクリート地下1階、地上6階建て(延べ床面積約1万平方メートル)。訪問看護ステーションや在宅介護支援センターも併設し、建設の際、安房郡市町村圏組合などから計16億円の融資を受けた。 

 昨年から待遇などを巡って医師や看護師の退職者が相次ぐなどしたため病院経営が悪化、現在は10億円の負債を抱えている。市などから「運営状況などの情報を関係機関に知らせるべきだ」との指摘が出ていた。 

 宮川会長は金丸市長に対し、赤字に陥った経緯や今後の再建計画などを説明。「経営状況などに関する情報提供が不十分で、皆さんに心配をかけたことは申し訳ない」と陳謝した。金丸市長は「地域住民に対して不安を与えたことは遺憾だ。地域医療を引き続き確保することが何より重要。病院建設に協力した安房3市1町に十分な情報を提供すべきだ」と述べた。【桜井憲司】