夕張村上医師・穂別一木医師を決して国は見捨てないでしょう。! 私は公立病院改革懇談会で財政局長などに毎回次のように力説しています!・・・



夕張村上医師・穂別一木医師を決して国は見捨てないでしょう・・・私は 公立病院改革懇談会で 財政局長などに毎回次のように力説しています! 


身の丈にあった規模に再編すると 国は公立病院に財政支援を打ち切る・・こんな交付税措置・一般会計からの繰り出しの制度がこのまま見直されないなら 北海道など僻地の再編に踏み出す人はいない・・ 
現行制度では病院が診療所になると、収入が激減する仕組みも障害になる。診療所で入院患者を受け入れた時の診療報酬は病院の半額程度しかない。もっと影響が大きいのが国からの交付税の減額だ。穂別の場合、病床数などに応じてもらっていた年間一億円の交付税が診療所化で約三千万円に減った。「五年間の経過期間後は、さらに七百万円程度に減らされる。!!!』



<あすの医療は 「再編」の現場から>下*診療所化*収入、人材 課題多く 
2007.10.06 北海道新聞     

 「背伸びがもう限界だっただけさ」。胆振管内旧穂別町(現むかわ町)の横山宏史前町長(62)は、そう言って苦笑した。 

 二年前、町内で唯一の医療機関だった町立病院(六十三床)を、十九床の有床診療所に転換した。規模縮小で成功した「先進地」として今、道内外から視察が相次ぐ。 

 戦後、炭鉱町として栄えた穂別町。1950年に町立病院ができた当時、人口は八千人近かったが、現在は四千人弱。診療所化する前は、病院の維持に年間約二億円を費やしていた。横山さんは、病院の改築時期や隣町の鵡川町との合併協議が迫った2001年ごろから、「この機会に大きな改革が必要だ」と規模縮小を考えていた。 

*医師が高齢者訪問 

 だが、住民に危機感はなかなか伝わらない。外部機関に依頼した病院の経営診断を公表し、町民も入った検討委員会も立ち上げた。議論を重ね、理解を得るまでに足かけ四年以上を費やした。 

 病院縮小に対する高齢者の不安を解消するため、力を入れてきたのが在宅医療だ。幅広い分野の医療知識を持つ「総合医」として地域に根ざした医療を目指す一木崇宏所長(43)が中心となって月一、二回、通院が困難な高齢者らの家を訪問。志に賛同した医師が一人増え、いまは三人体制で回る。町民の男性(81)は「先生は一生懸命やってくれるし、万が一の時は札幌からドクターヘリも飛んでくる。(医療体制は)むしろ良くなったよ」と笑顔を見せた。

 道医療対策協議会(医対協)の自治体病院再編案は、センター病院に医師や医療設備を集約し、周辺の病院は診療所などに規模縮小を促すとしている。道幹部は「穂別診療所は病院スリム化の一つのモデル」と語る。 

*国の支援策不透明 

 しかし、穂別モデルの実現には高いハードルもある。まず、在宅医療などの担い手となる総合医がまだ少ない。さらに、重い急患を大病院に運ぶドクターヘリの運航も道央など一部地域に限られている。再編を後押しするだけの体制整備が現状では十分とは言えない。 

 現行制度では病院が診療所になると、収入が激減する仕組みも障害になる。診療所で入院患者を受け入れた時の診療報酬は病院の半額程度しかない。もっと影響が大きいのが国からの交付税の減額だ。穂別の場合、病床数などに応じてもらっていた年間一億円の交付税が診療所化で約三千万円に減った。「五年間の経過期間後は、さらに七百万円程度に減らされる。その先が大変だ」と関係者は頭を悩ます。 

 十勝管内鹿追町では、03年に町立病院の有床診療所化を打ち出したが、財政面のメリットが大きくないため、病院存続論が今もくすぶる。総務省は、病院再編に取り組む自治体への支援策も含めたガイドラインを年内にまとめる方針だが、吉田弘志町長(67)は「国や道の支援策がはっきりしないと議論が進まない。一日も早く示してほしい」と訴える。 

 病院再編の流れの中で模索する自治体。道東のある病院長は、複雑な思いを打ち明ける。 

 「改革が必要なのは分かる。ただ、国が医療費抑制ありきの政策を続ける中で、再編の先に展望は開けるのだろうか」