北海道内の産婦人科医療体制・・優先的・重点的に配置する病院を北海道庁が公表

亀田総合病院

『北海道内の産科医療体制・・優先的・重点的に配置する病院を北海道庁が公表・・・配置・増やす・派遣などとしているが実行可能性はない・・指名された病院が臨床研修病院として 研修生が多く来ている 魅力のある病院でなければ増やすどころか 立ち去りさえ 防止出来ないであろう。 

研修医に年間 何症例経験を積ませられるのか?亀田総合病院 毎年60名の研修希望医から 18名 選んで研修させている。麻酔医も 年間100例全身麻酔を経験できる。2年目から1人前!・・指名された病院の教育カリキュラム・指導医が魅力があるのだろうか? 
箱が立派である必要はない。給料でもない。 
土曜・祭日なく 献身的に医師が 働いている民間病院の有り様に公立病院は 学ばなければならない。 
3次救急を立派に担う民間病院への国の補助は せいぜい1億円! 公立病院の税金投入は10億以上!それでも医師は来ない。』 


産科医を重点配置 地域考慮、24病院に 道が素案 /北海道 
2007.10.05 朝日新聞   
 深刻な産科医不足のため、道内の産科医療体制の見直しが急務となっている。道は4日、道内の産科病院の「役割分担」に関する素案を公表した。各地域ごとに医師を優先的・重点的に配置する病院を決め、産科医療体制を保つと同時に、産科医を増やすことで、医師の勤務状況改善を進める狙いもある。道は来年度から10年間の道の医療計画に反映させたいとしているが、「重点」からはずれる地域の反発も予想される。(若松聡) 


 素案によると、「道央」「オホーツク」など道内の6圏域に1カ所ずつある「総合周産期母子医療センター」となっている病院が、高度・専門医療を担えるように、医師を最優先で配置する。 

 これに次いで、面積が広く、人口が多い「道央」「道北」の2圏域では、「地域周産期母子医療センター」に認定された5病院にも重点的に医師を置く。 

 これら計11病院から冬場の移動時間が2時間、移動距離が100キロを超える地域の体制整備として、計13病院への医師の配置も優先する。 

 一方、NTT東日本札幌病院や道立紋別病院など、すでに同センターに認定されている8病院については、引き続き産科医療体制の維持を図る。また、同センターに認定されているが、分娩(ぶんべん)を休止している市立函館病院など5病院は、再開に向けて医師確保に努める。 

 これらの実現に向けて、北大、札幌医大、旭川医大からの派遣に加え、病院間の連携推進や、国の緊急臨時的医師派遣システムなどを活用する--としている。 

 産科医の重点配置を進める背景には、このままでは、道内の産科医療体制が崩壊しかねないという危機感がある。 

 道内の医師数は、96年の1万279人から04年には1万1490人に増えたが、産科医は439人から395人に減った。地域による偏りも大きく、04年の調べでは札幌圏に44・6%が集中し、過疎地を中心にお産ができない病院・診療所が増えている。 

 道はこの素案について、11月上旬まで道民や各地域での意見聴取を実施し、12月に正式案とする方針だ。 

 ただ、道が8月に発表した自治体病院の再編構想と同様、「地方切り捨て」との批判が起きる可能性もある。さらに素案に強制力はなく、実現性も不透明だ。素案で医師の配置を優先するとした中には、産科医不在で分娩を中止している市立根室病院も含まれているなど、課題解決には険しい道のりも予想される。 


 ○「出産できぬ根室」では… 「評価」一方で妊婦「心配」 

 昨年9月から産婦人科医が非常勤態勢となり、出産ができなくなった市立根室病院。市内で唯一、出産できる医療施設だったため、市民は遠方の市町での出産を余儀なくされている。素案は同病院を「産科医療を確保する必要がある」と認定。関係者からは評価する声もあるが、身近に産科医がいないため、市民の不安は依然として解消されていない。 

 根室支庁管内で出産可能な医療施設は、町立中標津病院(産科医2人)、町立別海病院(同1人)の2カ所。根室市内からは、それぞれ車で約1時間(約60キロ)と約1時間50分(約100キロ)。素案が示した総合周産期センターで最も近い釧路赤十字病院のある釧路市までは約2時間15分(約130キロ)かかる。 

 根室において医師の確保を目指すとした素案について、根室病院の事務局は「産科医療が根室に必要だと認めている。地域の実情を理解してもらえた」と評価する。 

 しかし、市民が産科医を求める状況に変わりはない。町立別海病院によると、今年2月、同病院にかかっていた根室市の女性の陣痛が強まり、女性は夫の運転する乗用車で病院に向けて出発。別海町側からも救急車を走らせたが、合流した時には出産していたという。 

 根室市から同病院に通う妊娠3カ月の女性(35)は「何かあった時には心配でたまらない」と言う。さらに、同病院では1カ月に対応できる出産は20件前後のため、町民や町内関係者の受診を優先的に受け付けている。女性は「結婚して別海町から根室に来たが、出産を考えて住民票は別海町に残している」。 

 (根室支局・神村正史) 


 ◆キーワード 

 <総合周産期母子医療センターと地域周産期母子医療センター> 「総合」は、一定病床数以上の母体・胎児集中治療管理室や新生児集中管理室が整い、24時間体制で産科医が複数、新生児担当医が常時1人勤務している病院。道内は6病院だが、うち釧路赤十字病院と市立札幌病院は国の指定を、他の4病院は道の認定を受けている。「地域」は、24時間体制で産科医と新生児担当医を確保するよう努めている病院。道が25病院を認定している。 


 ■道がまとめた産科病院の「役割分担」と該当する病院 

 【医師配置を最優先・重点的に進め、高度・専門的な医療をする病院】 

 (1)函館中央病院(2)市立札幌病院(3)旭川厚生病院(4)北見赤十字病院(5)帯広厚生病院(6)釧路赤十字病院 


 【面積が広く、人口も多い地域であるため、優先的・重点的に医師を配置する病院】 

 <1>小樽協会病院<2>砂川市立病院<3>王子総合病院<4>苫小牧市立総合病院<5>名寄市立総合病院 


 【上記11カ所から、冬の移動時間が2時間、移動距離が100キロを超える地域で、優先的に医師を配置する病院】 

 〈1〉八雲総合病院〈2〉倶知安厚生病院〈3〉岩見沢市立総合病院〈4〉伊達赤十字病院〈5〉市立室蘭総合病院〈6〉浦河赤十字病院〈7〉富良野協会病院〈8〉留萌市立病院〈9〉市立稚内病院〈10〉網走厚生病院〈11〉遠軽厚生病院〈12〉市立根室病院〈13〉町立中標津病院 


 【産科医療の機能維持を図る病院】 

 カレス・アライアンス天使病院▽北海道社会保険病院▽NTT東日本札幌病院▽手稲渓仁会病院▽深川市立総合病院▽道立紋別病院▽帯広協会病院▽市立釧路総合病院 


 【将来的に分娩再開を目指す病院】 

 市立函館病院▽道立江差病院▽滝川市立病院▽カレス・アライアンス日鋼記念病院▽旭川赤十字病院