朝日新聞 一面トップで紹介・・・医師通勤 回診ヘリ・・全国自治体地方議会から続々講演依頼がきております。・・僻地離島には地方交付税措置もされています・・医師一人1回2万5千円ならタクシー代より安いとの声もありました。

 

『朝日新聞 一面トップで 紹介・・医師通勤・回診ヘリ・・全国自治体地方議会から 続々講演依頼がきております・・僻地離島には地方交付税措置もされています・・医師1人1回2万5千円ならタクシー代より安いとの声もありました』 


 へき地医療 都市からヘリ通勤、模索

2007年09月23日

 

医師通勤ヘリコプターのデモ飛行を体験する参加者=苫小牧市内で

■へき地医療 ひとっ飛び
■運航会社試乗会 「医師確保の負担減る」

 医師不足を解消しようと、都会の病院から医師をヘリコプターでへき地の自治体病院に毎日運ぶ取り組みが動き出した。名付けて「医師通勤ヘリ」。22日、苫小牧市で初めての試乗会があり、運航会社が「電車通勤と同じ。都会暮らしを続けながらへき地の病院で働ける」と売り込んだ。

 「米国では混雑する道路を避け、サラリーマンがヘリで通勤している。医師通勤ヘリは荒唐無稽(こうとうむけい)な話ではない」

 総務省・公立病院改革懇談会の座長を務める東日本税理士法人(東京都)代表、長(おさ)隆氏が力を込めた。同法人グループが出資し、今夏、運航会社「日本ヘリ共同運用機構」(本社・東京都)を設立した。

 長氏は、財政破綻(はたん)した夕張市など経営不振に陥った自治体病院の再建に主導力を発揮してきた。

 大学病院から医師を派遣する制度が機能しなくなり、医師不足が進んだ。長氏は加えて「へき地勤務は都会との生活環境の違いから赴任を敬遠されがち」として医師通勤ヘリを発案した。

 運航会社がヘリをチャーターしたうえで自治体病院と契約。大学病院などから医師を運ぶ。長氏によると、最も格安のヘリ航空会社だと1時間あたり約10万円でのチャーターが可能だ。年間チャーター費は2500万円程度と試算され、「過大な財政負担をせずに医師が確保できる」という。

 体験飛行は苫小牧市から車で約45分かかる日高支庁平取町へ向かうコース。ヘリは乗客4人乗り。時速200キロ程度で飛び、約10分で平取町の上空に着いた。

 自治体病院の経営に関心を持つ道内外の地方議員や研修医らが体験した。多くが「揺れも少なく、ヘリ通勤は可能」と話した。

 長氏は全国を対象に事業化を計画している。すでに離島が多い鹿児島県をヘリで回り、利便性を確かめた。地元の大学病院に近い鹿児島空港から近隣の離島まで40分程度。朝7時半に出発すれば、複数の離島を巡っても午前9時の診療開始に間に合った。

 長氏は医師不足に悩む道内外の自治体に導入を打診している。「常勤医がいるへき地の病院でも当直医をヘリ通勤で派遣し、常勤医の負担を軽くすることも出来る」と利点を強調する。

 試乗会では、離島での医療活動の経験がある夕張医療センターの村上智彦医師が講演。「道内は冬の悪天候の場合にヘリを飛ばせないといった課題があるが、へき地の医師確保には効果があるはずだ」と話した。