「5年内に再編、民間譲渡も公立病院の改革で骨子案」



『5年内に再編、民間譲渡も 公立病院の改革で骨子案』 

公立病院改革懇:数値目標設定、不採算は別枠 
2007.09.22 毎日新聞  
  
大半が赤字経営となっている自治体立病院の経営効率化策などを検討する総務省の「公立病院改革懇談会」(長隆座長)は21日、改革ガイドラインの骨子を固めた。改革の「究極の目的」に地域の医療提供体制確保を掲げ、経営効率化の数値目標設定では、過疎地域などを別枠として不採算地区の病院に配慮する。 

 改革は(1)経営効率化(2)再編・ネットワーク化(3)経営形態の見直し・・・の三つ。骨子では、経営効率化を3年程度、再編・ネットワークと経営形態見直しを5年程度で行う。数値目標設定では経常収支比率や病床利用率といった経営指標の全国平均値を活用するが、不採算地区病院は別枠とする。 

  
2007.09.21 共同通信   
 赤字経営が多い公立病院の立て直し策を検討している総務省の有識者懇談会は二十一日、自治体が数値目標を設定して三年以内に病院の経費削減などに取り組んだり、五年以内に病院再編や民間への事業譲渡を進めることを柱とする「公立病院改革ガイドライン」の骨子案をまとめた。 
 総務省は年内にガイドラインを策定。これに基づき、公立病院を持つ自治体に対し、具体的な改革プランを二〇〇八年度中に作成するよう促す。 
 骨子案は、公立病院の役割を「民間病院では困難なへき地医療や高度医療などの提供により、地域医療体制を確保する」と規定。 
 その上で、自治体は経営改善に向けて三年以内に、経常収支比率や病床利用率などの経営指標に数値目標を設定。一般会計からの繰入金も含め黒字経営化を目指す。経営指標が悪い病院には、自治体が警告を与えるなどの措置も検討する。 
 また都道府県は本年度中に策定する地域医療計画を受け、病院再編のモデルプランを策定。五年以内に他の公的医療機関との統廃合や民間への譲渡、独立行政法人化など経営形態の見直しを進めるとしている。 
 総務省は今後、こうした改革に対する国の財政支援を検討し、年末までに具体策を決める。
 都道府県や市町村が開設している公立病院は約千あり、このうち七割程度が事実上の赤字状態とみられている。