大阪泉地区の公立病院の役割分担が進み始めた・・泉大津市民病院をモデルに更なる連携強化をし公設・公営での存続に挑戦して欲しい!



『大阪泉地区の公立病院の,役割分担が進み始めた・・泉大津市民病院をモデルに更なる連携強化をして公設・公営での存続に挑戦して欲しい・・・勤務医師の確保は報酬ではなく,過酷労働からの解放にあることが漸く理解されてきたようだ・・夜間勤務医の大幅な増員には 聖路加国際総合病院と中央区医師会連携方式が採用されたらよいと思う・・・公設公営で立派に改革を進めている鹿児島県立5病院の取り組みが注目されている・・是非全国の公立病院関係者は鹿児島県立病院・泉大津市民病院を視察して欲しい』 


産科は泉佐野 婦人科は貝塚 機能分担へ 
2007年09月14日ASAHI COM 
 泉佐野市立泉佐野病院=同市りんくう往来北で 
 貝塚市立貝塚病院=同市堀3丁目で 
  
全国的に産婦人科医の不足が問題となる中、泉佐野市立泉佐野病院と貝塚市立貝塚病院の産婦人科が来年4月に統合されることになった。「産科は泉佐野」「婦人科は貝塚」と機能を分けることで、限られた医師を効率的に運用し、共倒れを防ぎたいという。公立病院の産婦人科が統合されるのは府内で初めて。 
計画によると、新生児集中治療室(NICU)6床を持ち、府の泉州救命救急センターと隣接して救急治療に強みを持つ泉佐野病院が、急患が多い産科の手術や分娩(ぶんべん)を引き受ける。貝塚病院は婦人科の手術を担う。外来診療は引き続き両病院で受け付ける。 
勤務がきつく、医療事故のリスクも高い産婦人科医のなり手が不足しているのは全国的な傾向だが、府内では特に南部が深刻だ。医師を派遣する大学医学部の大半が府北部に集中しているため、医師が南部で勤務したがらないことが影響しているとみられる。府医療対策課の昨年8月現在の調べでは、岸和田市以南の南泉州地域で分娩できる病院は5カ所で、公立では泉佐野、貝塚両病院だけだ。 
 現在、両病院には大阪大学が医師をそれぞれ5人派遣しているが、両病院とも年間約750例の分娩を取り扱っており、ぎりぎりの態勢。そのうえ大阪大が昨年「将来も現状のまま派遣を続けるのは難しい」として、両市に対策を求めてきた。 
ぎりぎりで踏みとどまっている派遣医がこれ以上減ると、残った医師も一斉退職しかねない。阪南市立病院の内科も今年7月、派遣医の一斉退職で全面休診に追い込まれた。泉佐野、貝塚両市は今年2月から協議を始め、産科、婦人科を両病院に分けて効率化を図り、医師の負担を軽くしていくことで一致した。 

統合にあたり、泉佐野市は約1億円をかけて、妊婦が陣痛から分娩、回復まで移動せずに過ごせるLDR室2床や、NICUを出た子が入る継続治療室(GCU)8床などをつくる。さらに、奈良県の妊婦が10カ所以上の病院に搬送拒否されて死亡した事件をふまえて宿直態勢を見直し、地元医師会の協力を得て、来春から宿直医を1人から2人に増やす方針。泉佐野病院事務局は「他の病院からの搬送依頼を断らないことを目標にしたい」とする。 

両病院は直線で約6キロと比較的近いものの、統合後は貝塚病院で分娩ができなくなる。両市は「安心してお産ができる公立病院を南泉州に1カ所は残していくため」と理解を求めている。 

また、泉佐野病院の救急受け入れ態勢を強化することで、同病院にはこれまで以上に泉佐野、貝塚市以外の患者の割合が高まることが予想される。両市とも財政事情が厳しいため、特に患者が多いとみられる岸和田市や泉南市など周辺の3市3町に経費分担を要請している。