こういう声を 朝日新聞!が 報道すること自体がNEWS!

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『こういう声を 朝日新聞!が 報道すること自体がNEWS!』

(長 隆)



自治体病院の医師の処遇問題・ 医師のアルバイト問題・労働組合問題・実際は医師の給料は勤務に比べて非常に安いのに医師高額報酬キャンペーンなど 取材不足の 辛口報道が多く 医師は 大手マスコミの心のない報道にやる気をなくしてしまったことも多かった。 
最近の朝日新聞の報道は 漸く医師不足問題の本質に触れた報道が多くなり歓迎です。 
民営化も 医師の琴線に触れる経営に有効であるとする最近の朝日新聞の報道は 全国に大きなインパクトをあたえていると思います。 


(以下 朝日新聞の記事) 
(声)自治体病院の労働改善急げ 
2007.04.15朝日新聞   
 老人保健施設長 天野皓昭(神奈川県鎌倉市 63歳) 

 8日の朝刊1面に「医師確保 苦肉の高給」という自治体病院に関する記事が掲載されていた。その見出しのひとつには、「院長1人毎晩当直」とあった。少数例とは思うが、驚かされた。 

 医師といえども人である。このような勤務の過酷さは想像を絶する。診察は、医師の全能力を傾けることが患者から要望される。医師も全力でこれに応えようと日々、努力している。だが長時間にわたって緊張を維持することは大変に困難である。 

 それを、1人の医師に毎晩当直を義務づけたとなると、明らかに労働基準に反する。それは法律に疎い人間でもわかる。 

 厚生労働省は、医療責任とともに労働者の勤務条件を監督する義務があるはずである。もし、このような勤務体系を許したとしたら、地域で働こうとする医師がいなくなってしまう。また労働状況の劣悪化で、地域医療の低下を招かないか、そのことも心配だ。 

 多くの医師は、それぞれの地域で、住民の健康を守ることを使命として頑張っているのである。厚生労働省は、この意思を尊重し、働き易い環境を創生する案を、自治体と共に提案して欲しいものである。 


『大変参考になるssd's Diaryを引用させていただきます』 
« またもや悲劇が》 April 18, 2007

待遇改善? 宿直明け医師原則休み 
医師の公立病院離れを食い止めようと、神戸市は4月から、市立病院などの医師の勤務体制を見直し、宿直勤務翌日を原則、休日にするなどの制度をスタートさせた。 
宿直中は救急患者の受け入れなどでほとんど仮眠を取れず、翌日の通常勤務と合わせて32時間連続となる過酷な労働が、医師が病院勤務を敬遠する原因の一つと言われるため。 
宿直明けの休日の制度化は民間でも珍しく、市は「待遇の改善で何とか医師を引き留めたい」としている。 

 医療センター中央市民病院など3つの市関連の病院に勤務する医師ら約360人が対象。 
宿直勤務は午後5時半~翌日午前8時45分で、宿直明けは原則休みとする。 
外来患者の対応などで翌日も勤務を続けた場合は、その分を時間外勤務として手当を支給する。 
 また、宿直手当も、これまでは一律2万3900円だったが、実働時間に応じて時間外勤務手当を支給する方法に変更。 
徹夜勤務の場合、1回当たり最大約1万円の増額になるという。 
 同市では、外郭団体が運営する西神戸医療センター(西区)で、小児科医6人のうち1人が退職したことから、それまで毎日実施していた夜間の小児救急を、昨年11月から週5日に縮小した。 
医療センター西市民病院(長田区)では、3月末までに医師8人が退職したため、24時間対応していた救急患者の受け入れを、1月から午前0時~同9時に休止している。 
 全国の病院が加盟する日本病院会の調査では、勤務医の9割近くが当直の翌日も通常勤務を行っているとされ、日本医療労働組合連合会の池田寛副委員長は「勤務医の過酷な長時間労働は、医療の安全を揺るがしかねない問題。 
神戸市の制度見直しは先駆的で、ほかの病院も見習ってほしい」としている。 
あのー、そもそも、「救急患者の受け入れなどでほとんど仮眠を取れ」ない勤務はもともと宿直ではありません。 
看護師の夜勤のように交代制勤務で対応しなければいけない業務です。 
私が決めたわけではなくて、厚生労働省の通達でそうなっています。 
なにをえらそうに「待遇の改善」なんてどの口で言っているのでしょうか。 
しかも、宿直勤務は午後5時半~翌日午前8時45分で、宿直明けは原則休みとする。 
外来患者の対応などで翌日も勤務を続けた場合は、その分を時間外勤務として手当を支給する。 

「原則休みだけど、患者いるのに帰りませんよね、医者のくせに。いえ、時間外は出しますよ」 
と言わんばかりです。待遇の改善というならば、時間外が出ないので、絶対に帰って休んでくださいというのが筋だ。 
また宿直手当も23900円が最大33900円もの高額手当に!! 
(最大の見積もりで患者が少なければ減額になりますとしっこく書いてあったり、ケータイ電話会社かよ) 
えーと、15時間15分の拘束時間だから、時給にして2222円。うわー、これなら当直希望者が殺到だネ。 

神戸市の市立病院にまだ残っている先生。 
神戸市は、これくらい朝三暮四すれば、(未だに逃げないちょっととろい)勤務医は待遇改善と考えるだろうといっているのですよ。 
残って頑張っていれば残っているだけ、どんどん間抜けに見えるというジレンマに陥っています。 
あと、この記事のむかつく点がもう一つ。 
この件で、医労連なんて組織に取材いってんじゃあねーよ。 
医者が医労連をどう考えているのか、新聞記者が、まったく、わかっていないのがありありだ。