集えメタボ 夕張で治そう 北大教授、村上医師ら克服ツアーを計画

集えメタボ 夕張で治そう 北大教授、村上医師ら克服ツアーを計画(北海道新聞08/23 08:14) 


  
西村教授がツアー開催を発表した夕張市内での記者会見 
  
 【夕張】北大の西村孝司教授(免疫制御)らは二十二日、夕張市内で記者会見し、メタボリック症候群(内臓脂肪症候群)の人を同市に集めて食事や温泉療法を実践させる「メタボリック・ビート(克服)ツアー」計画を発表した。観光会社・夕張リゾートや夕張医療センターの村上智彦医師と連携、十月上旬に試験ツアーを行い、来春の本格募集を目指す。 

 西村教授は十勝管内上士幌町でスギ花粉疎開ツアーを成功させた実績を持つ。医学的根拠を示し、メタボ対策を打ち出したツアーは全国で初めてといい、同教授が代表を務めるNPO法人イムノサポートセンター(札幌)が企画、東武トラベル(東京)が主催する。 

 試験ツアーは十月八日から、夕張市内で二泊三日で実施。西村教授の医学的解説や、温泉浴やヨガの実習、食事指導、低カロリー料理の教室、市内観光を行う。夕張リゾートは地元野菜などを使ったヘルシー料理を提供する。 

 価格は東京発着で八万-九万円程度、定員を最大二十人とし、九月上旬に募集を始める予定。データや反響を基に本格的なツアー商品を開発し、来春から募集を目指す。 

 将来は、夕張医療センターなどで患者の医学的データなどを蓄積し、夕張を拠点に健康増進などが目的の「ヘルスツーリズム」を広げる構想だ。 

 夕張を選んだ理由として西村教授は「財政破たんで医療体制がゼロからのスタートとなり、新しい取り組みができる。夕張を支援する意味もある」と話す。 

 同症候群は患者・予備軍が全国に二千万人と言われ、東武トラベル企画仕入部の篠原靖副部長は「ツアーの潜在需要は相当ある」とみている。