現在地、埋め立て地2案併記 氷見市民病院 建築地選定委が答申

現在地、埋め立て地2案併記 氷見市民病院 建設地選定委が答申 
2007年8月18日中日新聞 


堂故市長に答申書を提出する前田会長=氷見市民病院で 指定管理者に選択余地 

 経営改革を目指す氷見市民病院の新病院建設地を協議する「氷見市民病院建設予定地選定委員会」は十七日、同病院で最終会合を開き、前田利寛会長が堂故茂市長に答申書を提出した。答申は、同病院を運営することになる指定管理者に選択の余地を残し、建設地を同市幸町の現在地と同市北大町の埋め立て地とする二案を併記した。 (美細津仁志) 

 協議は非公開で行われ、答申後に前田会長が会見した。それによると、最終会合は事務局側からの資料を基に、現在地と埋め立て地の長所と短所を検討。現在地はバスなど交通の便は良いが、現地建て替えでは、建設工事車両の往来など病院利用者や医師らの心身の負担が予測される。北大町埋め立て地は騒音や利用者の負担が少なく、患者への環境も良いが、塩害や大波、浸水など自然災害を危ぶむ意見が出たという。 

 事務局側からは、建て替え工事の工期について、現在地では二年が見込まれるが、埋め立て地は半年短い一年半で済むこと、また、現在地では周辺で用地買収が必要なためにかえってコスト高になるなどの説明もあった。その結果、埋め立て地での建て替え支持が委員の大勢を占めたが、指定管理者の意向を尊重するために両案併記でまとめたという。 

 前田会長は「選択の余地を持たせた妥当な答申。市でよく話し合って決めてほしい」と意見。堂故市長は「答申は市民代表の声だが、新病院の診療内容や規模などを含めて、指定管理者に決めていただきたい」と話していた。