公立病院改革 ガイドラインが 警告・・PFI事業計画の見直し・・近江八幡医療センター守秘義務のベールに包まれ情報公開が極めて不十分の模様


『公立病院改革 ガイドラインが 警告・・PFI事業計画の見直し・・近江八幡医療センター守秘義務のベールに包まれ情報公開が極めて不十分の模様・・・・・徹底したモニタリングと 2008年度改革プランで3年内税金投入なしの黒字経営を目指さなければならない・・日経ビジネス11・26  PFI優等生近江八幡医療センター開業1年で経営難、瀬戸際・・特集記事・・かたくなに 情報公開拒む 高知PFI オリックスの姿勢を厳しく批判する・・議員協議会 樋口議長は議会が説明を求めているのに、公判やマスコミを持ち出すのは筋違い。オリックスの方針で出席を拒否するなら、契約自体を見直すような状況にもなる。百条委員会の設置も検討しなければいけない  』 



①「経営の情報公開を」 改革懇の座長講演 近江八幡市医療施設赤字で=滋賀 
2007.11.23読売新聞   
  

昨年10月に開院した近江八幡市立総合医療センターのあり方を考えようと、総務省公立病院改革懇談会座長で公認会計士の長(おさ)隆氏を招いて市文化会館で講演会があり、市民ら約150人が耳を傾けた。 

 初めに冨士谷英正市長が「センターは昨年度、3億円強の損失となっており、相当の経営改善努力をしないと黒字にならない。何が課題で、何をすぐにやらなければならないのかを認識し、今後のあり方を考えたい」とあいさつした。 

 講演で長氏は、自治体病院の多くが赤字経営で、多額の借金負担が問題になっている、と指摘。民間の資金とノウハウを活用した「PFI」方式を導入した高知医療センター(高知市)を例に出し、「計画当初から荒唐無けいな計画だった。特別目的会社(SPC)はブラックボックスで、情報公開が必要」とした上で「近江八幡もPFIについての精査が必要」と訴えた。 

 参加者からは「医師を確保するにはどうしたらいいのか」「病院経営にもっと市民が関心を持つ必要がある」などの意見があり、長氏は「ハコ(病院)があっても医師がいなければ意味がない。首長らは医師確保にもっと努力すべき」とし、「経営に関する情報公開を進め、(公開できないようなら)SPCとの契約を破棄した方がいい」と強調した。 

 市は、長氏のほかに弁護士や大学准教授など6人の委員で構成する市長諮問機関「市立総合医療センターのあり方検討委員会」を発足。12月4日に初会合を開き、今年度中に答申する


②病院改築より医師確保 近江八幡 総務省の座長が講演 
2007.11.22京都新聞   
  
総務省の公立病院改革懇談会座長の長隆氏が二十一日、近江八幡市出町の市文化会館で「病院のあり方を考える」と題し、赤字を抱える近江八幡市立総合医療センターをはじめ公立病院の課題などについて講演した。 

 長氏は近江八幡市長の諮問機関「市立総合医療センターのあり方検討委員会」の委員に就任する予定。十二月四日の初会合に先立って市が主催し、市民や市職員ら約百五十人が参加した。 

 冨士谷英正市長が「何が課題で何をすべきか。ともに病院経営を考えたい」とあいさつした。 

 長氏は豪華な病院を建設すると医師が離れる傾向があることを指摘。経営悪化への対処として、病院の新改築ではなく医師確保に予算を割くべきだとした。 

 近江八幡市立総合医療センターと同様にPFI(民間資金活用による社会資本整備)方式で運営している高知医療センター(高知市)で経営状態が不透明だったことを引き合いに出し、徹底した情報公開を求めた。 

 政府が、公立病院改革に本格的に取り組み始めたことを挙げ、「政府は支援している。全力で医師確保に取り組んでほしい」と呼びかけた。 

(浅井佳穂) 

全国の公立病院の現状などについて講演する長氏(近江八幡市出町・市文化会館) 


③(参考)・・情報公開を会社ぐるみで拒否するオリックス に公立病院の経営に関与する資格なし! 



医療センター汚職  オリックス副社長出席を 県市病院議会再度要請 「聴取欠かせぬ」 
2007.11.13高知新聞   
  

高知医療センター(高知市池)を舞台にした汚職事件を受け、県・高知市病院企業団議会は十二日、オリックス副社長の西名弘明氏の議員協議会への出席を要請する文書を同センターの建設・運営会社「高知医療ピーエフアイ」の間渕豊社長に手渡した。同社長は「本人に伝える」としたが、オリックス側は西名氏出席に難色を示しており、議員からは百条委員会設置の検討を求める声も出始めている。 

 西名氏は事件当時のピーエフアイ社(代表企業はオリックス)社長で、現取締役。贈賄罪で起訴された二被告が在籍したオリックス不動産の社長と、オリックス本社の副社長を事件当時も今も務めている。 

 同議会は「西名氏はピーエフアイ社の設立当初からかかわっている」として、十月に議員協議会への出席を要請。これに対しオリックス側は、高知地裁で公判が始まることなどを理由に「出席辞退」を口頭で伝えてきたため、同議会は「事件の真相究明や今後の病院経営を考える上で、西名氏からの事情聴取は欠かせない」と判断、あらためて文書で要請した。 

 この日、同センターを訪れた樋口秀洋議長に対し、間渕社長は「公判の結果が出れば議会へのおわびはやぶさかでないが、今は影響を考え辞退する」「報道の在り方が意図と違うこともある」と説明。同議長が「西名氏の本心と病院経営への姿勢を聞きたい」「県民のために出席を願う」と重ねて強く要請すると、「本人に伝えて、説得したい」とした。間渕社長は報道陣に対し、「(西名氏)本人が固辞しているわけではなく、オリックスグループとしての意思。二週間をめどに回答したい」とした。 

 次回議員協議会は十二月七日。樋口議長は「議会が説明を求めているのに、公判やマスコミを持ち出すのは筋違い。会社の方針で出席を拒否するなら、契約自体を見直すような状況にもなる。百条委員会の設置も検討しなければいけない」と不信感を示した。(医療PFI汚職取材班)